ウスター,中濃,とんかつ高嶺ソースは創業140年-明治屋醤油の逸品

たこ焼き

どこの家庭の冷蔵庫にも1本は入っているソース。日本で人気が高いソースはブルドッグソース、オタフクソース、カゴメソースあたりのようです。

ブルドッグソースは「東」に強く、オタフクソースは「西」に強いようです。

各ソースメーカーのオフィシャルサイトを閲覧しますと、ソースの原材料は野菜と果実のピューレに食塩、砂糖、酢、香辛料。メーカーによっては、更に各種エキスを加えています。

それにしても、ソースの基本的な原材料はどのメーカーでも大きな違いは無いようです。そのわりには、ソースの味はメーカーによって随分違うのが興味深いところです。

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美味しいソースって?

とんかつ

管理人の食卓では、今まで有名どころのブルドッグソース、オタフクソース、カゴメソース等、スーパーに並んでいるソースを一通り使ってきました。

20代の頃は質より量ということもあり、食品のみならず調味料もなんでもOK的なところがありました。しかし、年齢を重ねて、外食を含めて様々な食品を口にしてくると、やはり自分の舌が好む味の方向性が定まってきます。

若手のYouTuberが有名ファーストフードを食べながら「美味しい!美味しい!」と連呼している動画が見受けられます。私も有名ファーストフードを食べたことがありますけど、美味しいと感じたことは1度もありませんでした。

例外として、生まれて初めてモスバーガーを食べた時の感動は、何故か今でも脳裏に焼き付いています。

チェーン展開している飲食店は最大公約数的な味を作るため、多くのお客さんから支持される親しみやすい味であるのは確か。

美味しいかどうかは個人の主観的なもの。これはソースに代表される調味料にも当てはまります。

隠れた名品、地場ソース

日本の食卓に無くてはならないソースの製造メーカーをリサーチしてみますと、かなりの数にのぼります。

一般社団法人、日本ソース工業会の会員だけでも約70社ほど。それ以外の国内海外メーカーを加えたら余裕で100社を超えます。

それらの中で、いい製品を作っているのに知名度が今一つの製造メーカーが少なくないような気もします。調味料は工業製品とは少々違い、いい製品を作るには原材料を吟味して、手間と時間をかけて熟成させる工程が必要です。

いいソースや醤油、味噌を作るには手間と時間がかかります。これらの調味料は工作機械が作るボルトやナットのように大量生産はできません。

もちろん、メジャーな製品もいいでしょう。しかし、メジャーなソースの中で管理人の舌を納得させてくれた製品はわずか。

関西圏では、おたふくソース派が多いことでしょう。

これは好みの問題。

当ブログの管理人はどちらかと言えば、ブランド力は別として、優れた製品を探し出すのが1つのライフワークのようなもの。調味料の味とブランド力は必ずしも比例しないと思うのです。

そして、職人さん達が作る隠れた名品を応援したいのです!

明治屋醤油の高嶺ソース in 静岡県浜松市

広島焼き、お好み焼き

管理人が今まで使ってきたソースの中で、お気に入りは静岡県浜松市の醤油メーカー、明治屋醤油が製造している「高嶺ソース」。

このソースは楽天市場やAmazonで検索しても出てきません。レアと言えばレアな逸品でしょう。「高嶺ソース」は知る人ぞ知るソースと言ってもいいかもしれません。

この会社は明治8年の創業で140年余りが経過している長寿企業。この会社はソースはもちろん、醤油作りが本業。

オフィシャルサイトには

「100年前からずっと変わらぬ製法で造っています。」

「受け継がれてきた業と心で物語を造る。」

とあります。

高嶺ソースは「ウスターソース」「中濃ソース」「とんかつソース」の3種類。

味はフルーティーな甘酸っぱさがあって深みがあり、子供でも喜びます。ソース特有の鼻に抜けるような酸味が抑えられています。

140年以上、続いている伝統製法を頑なに守り続けている会社に好感を抱きます。そして同時に、末永い物作りを陰ながら応援している一人です。

ちなみに、我が家の冷蔵庫には、365日、いつも高嶺ソースが入っています。

オフィシャルサイトで通販が可能なようです。

New window icon 明治屋醤油 株式会社、高嶺ソース

PS:調味料にも好みがありますから、その点は予めご了承ください。