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静岡県のご当地B級グルメ対決
静岡県のご当地B級グルメと言えば、「浜松餃子」と「富士宮やきそば」。それぞれの特徴をリサーチしました。
浜松餃子
全国でも有数の餃子の街、静岡県浜松市。浜松市の餃子消費量は全国でトップクラスです。
浜松市の年間「餃子購入額」が宇都宮市を上回り、3年連続の日本一となっています。(2017年1月31日、現在)
浜松市の餃子は戦後の屋台から始まったご当地餃子。フライパンで円型に焼き、茹でもやしを乗せるのが浜松流「浜松餃子」です。
【特徴1】餃子に「もやし」付き
浜松市のラーメン店や餃子専門店では、餃子に茹でた「もやし」を添える店が多いのが特徴です。餃子を食べた後、もやしを食べることで口の中がサッパリします。
【特徴2】肉とキャベツのバランス
浜松餃子は肉とキャベツの割合が「6:4」前後の店が多いと言われます。浜松市は昔から養豚が盛んなこともあり、肉の量が多い理由の一つとされています。
餃子店によって、肉とキャベツの割合はいろいろで、「7:3」から「5:5」のお店も。
【特徴3】こだわりのタレ
酢と醤油を小皿に注ぐのではなく、それぞれの店独自の自家製のタレやラー油で餃子を食べます。
浜松餃子が選ばれる3つの理由
(1)美味しさの決め手は皮にあり
上質な小麦粉を使用して、しっかりと生地を熟成させて小麦粉の旨味を引き出します。薄い皮にもかかわらず、破れにくく、縦と横によく伸びる柔らかさとモチモチ食感が特徴です。
(2)フレッシュミートが決め手
餃子の餡に使う豚肉は、選りすぐりのフレッシュなものをセレクト。
(3)新鮮野菜
キャベツのシャキシャキとした食感と甘味を活かすために、常に新鮮なキャベツを使用。
以上が浜松餃子の特徴です。
では、次に静岡県東部の富士宮市へ飛びます!
Let’s go!
東名高速道路の上り線です。富士山が見えてきました!
富士宮やきそば
「富士宮やきそば」には削り節がかけられています。↑ これが富士宮焼きそばの特徴です。
【特徴1】もちもち麺
富士宮やきそばは、ビーフンのような弾力のあるモチモチした麺が特徴です。
この麺は、小麦粉と水を練って麺を蒸した後、強制的に冷やして、油で表面をコーティングします。一般的な焼きそばの麺は、小麦粉と水を練って麺を蒸した後、もう一度蒸します。
これが大きな違いです。
そのため、富士宮やきそばの麺は他の麺に比べて水分が少なく、コシがあります。冷蔵方法が今ほど確立していなかった時代、麺を日持ちさせるために、このような製法が確立したと言われています。
【特徴2】フルーティーな専用ソース
辛口ウスターソースを数種類ブレンドした独特のソースを使用。
【特徴3】隠し味のイカ天かす
イカ天かすを使うことで、独特のコクと香りが出ます。
【特徴4】だし粉
焼きそばに「だし粉」をかけるのが富士宮流。
お皿に焼きそばを盛り付けたら、「だし粉」をたっぷりふりかけます。富士宮やきそばには、細かく砕いたパウダー状のイワシの削り節を使います。