緑茶の種類と効能,いれ方-日本茶の健康効果と魅力を改めて見直したい

緑茶、日本茶

急須が無い家が増えているような話を耳にします。日本の若年層は、日本茶よりもペットボトル入りのジュース類やお茶がお気に入りかもしれません。

4,000年の歴史を持つ中国では、昔からお茶は薬と考えられてきました。

片や、日本には独自のお茶文化があります。緑茶には、美容成分を含む魅力的な成分が含まれています。やはり、日本人として、急須でお茶を入れる文化を大切にしたいものです。

緑茶の成分

茶畑

緑茶の中で煎茶の主な成分として、タンニン、カフェイン、テアニン、ビタミン類が挙げられます。

[タンニン]

口内で渋みを感じるもので、ポリフェノールの一種のカテキンを含みます。煎茶にはカテキンが多く含まれています。

(効能)抗酸化作用、抗菌作用、消臭作用、コレステロール値上昇抑制作用、血圧上昇抑制作用等

[カフェイン]

口内で苦みを感じる成分で、覚醒効果や利尿作用があることで知られています。

[テアニン]

アミノ酸の一種で旨味成分です。

[ビタミン類]

日本茶は他のお茶に比べてビタミン類が豊富なのが特徴です。

特に、ビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、β-カロテンが豊富です。他に、カリウム、カルシウム、リン等のミネラル成分を含んでいます。

(効能)表皮細胞の保護作用、抗酸化作用、動脈硬化予防等

緑茶の健康成分

お茶の葉

日本茶はガンや糖尿病予防に効果的であることが確認されています。また、煎茶には抗酸化作用や制がん作用、抗アレルギー作用、美肌効果、抗菌作用、口臭予防等の効果が報告されています。

また、緑茶特有の青葉の香りは、心身ともにリラックスさせてくれるアロマテラピーの効果もあります。

日本茶ができるまで

日本茶ができるまでの流れはYouTube動画にて。(再生時間:14分)

日本茶の産地

お茶と言えば静岡県が頭に浮かぶかもしれませんけど、静岡のみならず日本各地で銘茶が生産されています。

日本茶の産地

村上茶(新潟県)

村上茶は北限のお茶として知られています。タンニンの含有量が少なく、甘みを感じるお茶です。

茨城茶(茨城県)

茨城茶の中で猿島茶は強い香りとコクがあります。

狭山茶(埼玉県)

製造工程の最終段階で火入れをすることもあり、強い香りと深みのある濃い味わいが特徴です。

静岡茶(静岡県)

日本一の生産量で有名な静岡茶。牧ノ原台地には茶畑が広がり、川根町、沼津市、天竜区、岡部町、森町等幅広いエリアでお茶が栽培されています。掛川市や菊川市では、深蒸し茶が有名です。

美濃茶(岐阜県)

美濃茶は山間部の寒暖差が激しい地域で栽培されるため、香りと強い甘みが特徴です。

西尾茶(愛知県)

西尾茶は抹茶の原料である碾茶の生産量が日本一です。

伊勢茶(三重県)

伊勢茶は鹿児島に次ぐ生産量を誇り、日光を遮るかぶせ茶の生産が有名です。

日本茶の種類

茶葉

日本茶はツバキ科の茶樹から収穫されます。日本茶は蒸して発酵を止める製法で、ほとんどが不発酵の緑茶です。日本茶は独特の旨味が抽出できます。

煎茶(せんちゃ)

煎茶は日本国内の消費量の約80%を占める代表的な緑茶です。

5月の八十八夜前後に摘まれる一番茶は「新茶」と呼ばれます。一番茶の次に摘まれる茶葉が二番茶で、三番茶、四番茶と遅摘みになるにつれてランクが下がっていきます。

いれ方

[新茶やランクが高いお茶]

最初、人数分の茶碗に熱湯を注ぐことで、茶碗を温めながらお湯の温度を下げることができます。茶葉を入れた急須に、熱湯を冷ました70℃くらいのお湯をいれて、抽出時間を長めにすると美味しくなります。

[並煎茶]

90℃くらいでいれると美味しくなります。

深蒸し茶(ふかむしちゃ)

製造工程で蒸し時間を通常よりも長くして作られるお茶を「深蒸し茶」と呼びます。これは、苦みが少なく柔らかな味が特徴です。

いれ方

最初、人数分の茶碗に熱湯を注ぐことで、茶碗を温めながらお湯の温度を下げることができます。茶葉を入れた急須に、熱湯を冷ました80℃くらいのお湯をいれて、抽出時間は約30秒ほどです。

番茶(ばんちゃ)

番茶は、煎茶の製造過程で取り除かれる硬い葉や茎を使用して作られます。また、遅摘みの三番茶や四番茶も番茶として使われます。

番茶は煎茶よりも味があっさりしていて低価格ですから、日常的に気軽に飲むことができるお茶です。

いれ方

急須に茶葉を入れて、熱湯を注ぎます。蓋をして、30秒ほど蒸らしてから茶碗に注ぎます。

焙じ茶(ほうじちゃ)

焙じ茶は番茶やランクが低い煎茶を火で熱を入れて乾燥させたお茶です。麦茶のような色と香ばしさが特徴です。焙じ茶はカフェインとタンニンが少なく胃に優しいため、食後の一服に適しています。

いれ方

急須に茶葉を入れて、熱湯を注ぎます。蓋をして、30秒ほど蒸らしてから茶碗に注ぎます。

玄米茶(げんまいちゃ)

玄米茶は、番茶や煎茶に炒った「玄米」を混ぜ合わせたブレンド茶です。

玄米茶は特有の香ばしい香りが特徴ですから、香りを楽しむティータイムにピッタリでしょう。玄米茶はカフェインが少なく、玄米にはビタミンが豊富に含まれているため、美肌や毎日のスッキリ生活に嬉しいお茶です。

いれ方

急須に茶葉を入れて、熱湯を注ぎます。蓋をして、30秒ほど蒸らしてから茶碗に注ぎます。

玉露(ぎょくろ)

玉露は日本茶の中で最高級品です。

茶葉に͡菰(こも)をかける覆下(おおいした)栽培で太陽光を遮ります。鮮やかな色をした新芽には、テアニンという旨味成分が多く含まれます。煎茶よりも高価ですが、玉露ならではの豊かな風味は独特の世界があります。

いれ方

最初、人数分の茶碗に熱湯を注ぐことで、茶碗を温めながらお湯の温度を下げることができます。茶葉を入れた急須に、熱湯を冷ました50~60℃くらいのお湯をいれて、抽出時間は約2分と長めにします。(茶葉の量は1杯につき約3g

高級玉露の場合は50℃並の玉露の場合は60℃のお湯を注ぎます。

抹茶(まっちゃ)

抹茶は玉露と同様に、覆下栽培で出てきた新芽を蒸して乾燥させた碾茶(てんちゃ)を原料にして、石臼で粉状にしたものです。茶葉をそのまま飲むことになりますから、栄養価が高く、特にビタミンC、ビタミンE、ビタミンA、食物繊維が豊富に含まれています。

抹茶

たて方

抹茶の場合、「いれる」とは言わず「たてる」と言います。以下は、一般家庭で気軽に抹茶をたてる手順です。

  1. 缶入りの抹茶は、だまになっていることがあります。スプーン等できめ細かくしておきます。
  2. 茶碗に沸騰させたお湯を注いで温めます。この時、茶筅(ちゃせん)も温めてからお湯を捨てます。
  3. 茶碗に茶杓(ちゃしゃく)山盛り1杯半(約2g)の抹茶を入れます。
  4. 約95℃のお湯を静かに茶碗に注ぎます。
  5. 片手で茶碗を押さえながら、茶筅で抹茶のダマをつぶしていきながら混ぜます。
  6. アルファベットの”M”を書くように、茶筅を素早く動かします。ダマが無く、泡が立つようにします。
  7. 細かな泡が立ったら、茶筅で「の」の字を書くように引き上げます。

抹茶と茶せんができるまで

抹茶と茶せんができるまでの流れはYouTube動画にて。(再生時間:14分)

茎茶(くきちゃ)

茎茶は茎の部分を集めたお茶です。形が棒状のため「棒茶」とも呼ばれ、茶柱が立ちやすいお茶です。茎茶はシャープな味わいが特徴です。

いれ方

最初、人数分の茶碗に熱湯を注ぐことで、茶碗を温めながらお湯の温度を下げることができます。茶葉を入れた急須に、熱湯を冷ました70~90℃くらいのお湯を注ぎます。

芽茶(めちゃ)

芽茶は煎茶や玉露の製造工程で出てくるお茶で、茶葉の先の柔らかい芯の部分を集めたお茶です。芽茶は濃厚で苦みが効いた味が特徴です。

いれ方

茶葉を入れた急須に約90℃のお湯を注ぎます。急須の蓋をしてから約40秒間蒸らします

粉茶(こなちゃ)

粉茶は芽茶と同様に、煎茶や玉露の製造工程で出てくるお茶で、細かく砕けた葉や芯を集めたお茶です。渋みが効いた味が特徴で、口内がさっぱりします。魚の臭みを粉茶が取ってくれるため、寿司や刺身料理にピッタリなお茶です。

いれ方

茶碗に適量の粉茶を入れて、熱湯を注ぎます。

玉緑茶(たまりょくちゃ)

玉緑茶は若葉を使って蒸して作られるお茶です。茶葉の形状が丸くなっているものを玉緑茶と呼び、ぐり茶とも呼ばれます。主に、九州地方で製造されているお茶です。

宵越しのお茶は飲むな

急須と茶碗

よく、「宵越しのお茶は飲むな」と言われます。

日本茶にはタンパク質が多く含まれているため、時間の経過と共に腐敗していきます。

お茶は酸化しやすい飲み物です。例えば、新茶をいれた時は綺麗な緑色ですけど、時間が経過すると黄色く変色してしまいます。また、味も劣化します。

急須に茶葉を入れて、お茶をいれたら早めに飲むのがお約束ですね。

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